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orange days

東京都中野区で建築設計事務所を主宰する建築家のブログ

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空を見るための窓をつけたリビングダイニング

 

北側に向けて片流れで降りる勾配屋根を持つ住まいです。
レンズの関係で天井がフラットに見えるかもしれませんが、
そこそこ勾配があります。

敷地の南側は集合住宅の大きな駐車場があり、
少し目線を上に向ければ遮るものは何もありません。
空です。
2階レベルでこの解放感は、都内ではなかなか手に入れられないでしょう。

というわけで、二階リビングには南側に大きな開口部をつくり
さらにロフトに当たる高さにも開口部を設けました。
夜になっても閉じることなく、開けたままでもプライバシーが守られます。

写真では下の窓は木製ブラインドが下ろされた状態です。
ロフトの窓は夕景の夜空を見上げています。

ロフト窓の前にはキャットウォークを設け、
メンテナンスができるようにしています。

月の動き、雲の動きを飽きずに眺めることができる
おおきなロフト窓があるリビングダイニングです。

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| 調布の杜の家 | 10:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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好きなグリーンカラーで囲まれるキッチン

 

奥様が主体で作業をされるキッチンです。

好きなグリーンのクロスで壁、天井を仕上げて、
グリーンに合うように家具の色を決めました。

家具はシナ合板にオスモカラー染色、つや消しのウレタンクリア。
LIXILの既製品をメインの側に使用し、
ダイニング側は造作家具で腰壁収納を作ることで、
キッチンカウンター上に並んでしまう洗剤、お皿といった
雑然としたものを隠すことができます。

カウンター長さは2.7m。
バックカウンターも同じ長さがあるので、作業上も収納上もまず困ることはないでしょう。
吊り戸棚はメインのカウンター側はダイニングとのつながりを重視して設けず、
バック側に女性でも開けやすい高さまで下げた造作家具の吊り戸棚を設けています。

これだけの収納量があれば、四人家族でもまず問題ないはずですが、
こちらの家庭ではウォータータンクを利用しており、
そのストック置き場も兼ねて、
写真の反対側にはパントリーを半畳ほど設けてあります。

| 調布の杜の家 | 09:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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階段の手すりにもいろいろな機能があります

大澤邸010

階段のおはなし。

リビングの中にあって、登り降りが楽しい階段
外の景色を眺めながら移動できる階段
工夫して1段、1段が収納を兼ねている階段
蹴込み板のない、スケルトン階段
金属のパンチングメタルで作った、光が落ちる階段

階段にはとてもいっぱい種類があり、
家の中でどの位置に階段を置くのか?
が家の性格を決めてしまう場合もあります。

一方で、トイレと並んで家の中で最も幅が狭まる空間でもあります。
二階を主要な部屋であるLDKとする場合、
この幅の狭さをちゃんとチェックしないと、ええっという事態を招くことがあります。

写真の事例の場合、階段が下の階で少しだけ右に曲がってさらに下ります。
低いところに踊り場がある、という感じですね。
ここを通る大きな家電、家具が問題なく通れるか、
かなり検討をして天井の高さなどを決めています。

敷地が北側接道の旗竿敷地だったため、道路側に大きな開口が設けられず
玄関を経由してこの階段を登るルートしかありませんでした。

家電のうち、近年大型化しているのが冷蔵庫洗濯機
ここでは希望の大型冷蔵庫が踊り場部分を曲がってこれるのか、
階段幅を通過できるのかを検討しました。

幅がどうしてもギリギリだったので
手摺は取り外し可能なように工夫してあります。

イザとなったら無くせる手すり、いかがでしょう。


| 調布の杜の家 | 09:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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天井高をあえて変えることで落ち着きと解放感を演出したLDK

大澤邸002 

間取りと共に重要なのが天井の高さ。
個人差はありますが、175センチくらいの男性の場合で
2.4mの天井高さがあれば圧迫感はありません。

ちょっと昔の一般的な木造住宅でも天井高さは2.5mから2.6mあるもの。
ただし部屋の出入りの建具が1.8mしかないと
頭を下げて出入りすることになるので、
実際の天井高より低く感じることが多いですね。
天井高と建具の関係は密接にからんでいます。

さて写真の事例では、手前の天井を高く、屋根勾配なりに上げておき、
奥のキッチンの側は低く抑えています。
一体的なLDKの間取りではあるのですが、天井の高さを意図的に
変えることで、室内の意匠であるクロスの選択も変えています。
主にキッチンを利用される奥様の好みであるグリーンを使って
キッチン側の壁と天井をおおいました。
吊戸棚やカウンターの造作家具の色と合っています。

LDKの側はシンプルな白の空間。
日光がさんさんと入る明るいLDの光を少し奥まったキッチンに
反射して届ける役割も持っています。

中央左手のほぼ黒い扉は以前ご紹介した黒板塗装の壁
雑然としがちなリビングに、しっかり1畳分の収納スペースが
付属しています。

あえて天井の高さを変えた段差は、
染色したロシアンバーチの木目を生かした下がり天井を
床まで伸ばしてあげることで、
まるでキッチンに立つ人が舞台にいるかのように演出しています。
右手の袖壁の裏には、家事コーナーが隠れています。

キッチンの天井高さは2.22m。
背の高い男性であれば軽く手が届く高さ。
一方LDの高い天井部分は低いところで3.1m。
写真には写っていませんが、高いところで4.3m。

低い部分があるからこそ、
高い天井の解放感をより感じるつくりになっています。

| 調布の杜の家 | 06:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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在来工法で作ったタイル貼りの空間外へ出れる動線をもった浴室

大澤邸007

設計の初期段階では、ユニットバスを希望されていました。
清掃性、コストなどを優先していたのだと思います。

設計を進める中で、以下のようなことを話し合いながら
このような浴室になりました。

屋外にデッキを作って出れる動線をもうけられること、
夏はデッキで子供のプールを作りやすいこと、
デッキが隣りの既存母屋とつながっていて天候の良いときには
行き来動線として活用できること、
たまたま生垣が生い茂っていて、その向こうが集合住宅の駐車場なので
それほど視線を気にせず南側開放の浴室が作れそうなこと、
コスト比較でいうと、出入り口の強化ガラスドアと
強化ガラスのFIXの分くらいが高くなるけど
実は目が飛び出るほどコストアップになる訳ではないこと
等をお伝えしました。

単純にかっこよさそうだから、
という理由だけではなく、複合的に考えて在来工法もありですけどどうしましょう。
という選択肢だったような気がします。

施主の選択方法は明快です。
「建築家と家づくりをするのだから普通ではできないことをやる。ただしコストは重視」
というものです。

この浴室も気に入っていただいて、在来工法で進める事になりました。
もちろん現場では在来工法の浴室は工期がかかり敬遠されがちです。
先日お会いした工務店関係者ですら、どうやって作るのかわからない、
と話していたぐらいなので、世の中一般的にはこういった浴室をつくれる
工務店を選ぶこと自体が大変なのかもしれません。

さてこの浴室はどうやってできているのか、もう少しお話ししましょう。

まず出入り口。
洗面とのつながりを強く持たせるために、透明な強化ガラスだけで仕切りました。
扉やガラスに枠がない分スッキリしますが、デメリットも当然あります。
ドアの入口は、どうしても隙間ができてしまいます。
わずか数ミリの隙間ですが、シャワーの水が扉にかかると
洗面が結構濡れてしまいます。
洗面の床下にも防水層を伸ばして対応しています。
プラスチック製のパッキンを後付けできることをお伝えして
当面はパッキン無しで生活してみようということに。
床は浴室との間をフラットではなく、数センチ段差を設けて、
扉を内開きとすることで、水返しとしています。

床。
サーモタイルというヒヤッとしにくいLixilのタイルをつかっています。
床暖房はありません。

壁。
浴槽側を明るいオレンジ系のタイルとし、洗面まで一体でつなげました。
浴槽の立ち上がりまでオレンジ系。
それ以外の面は白系のタイル。
タイルは25角のモザイクタイルです。
微妙に色むらがある物を混ぜた商品なので、素材の小ささと共に
とても質感のある壁になっていると思います。

サッシ。
引き違いテラスのアルミサッシ。Lixilのアルミ樹脂複合サッシを使っています。
洗い場の床は排水溝に向けて水勾配がついているので、
サッシの下端で5センチほど立ち上がりを付けて、
水を返すのと水平を確保することを考えています。
浴槽の向こう側にもサッシが入り込むので、
外側から見ると、サッシの奥に浴槽の立ち上がりがあります。
サッシの内側には、浴室用ブラインドをつけてあります。
ブラインドは白タイルと色をそろえているので、
閉めた時に部屋の一部になるようにしています。

浴槽。
TOTOのFRP製の浴槽です。
浴槽のサイズは男性と女性で意見が異なったりする場所です。
いろいろ見学して、体験することをお勧めします。

天井。
ケイカルにVP塗装。浴室乾燥暖房機付き。
天井はシンプルにしています。
開口部が大きいので、真冬は冷えます。
家の他の場所で床暖房を選択していれば、浴室も床暖房という選択肢もありますが、
梅雨の時期の乾燥機能が欲しかったので、天井に暖房を持ってきました。

毎日湯舟につかる。仕事を終えて自宅に帰って疲れをとる。
浴室が満足のいく空間に仕上げておくと、1日1階心が満たされる。
こんな贅沢なことはなかなかないと思います。

| 調布の杜の家 | 08:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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