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orange days

東京都中野区で建築設計事務所を主宰する建築家のブログ

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渋谷駅の改修現場を見ながら記憶の継承について考える

 

建て替え最中の渋谷駅。

もともと東横線の渋谷駅のあった付近。
一度解体されたはずが、懐かしいボールト屋根が復活しているのかも?
という写真が撮れました。

東横線は現在では地下に潜っているので、駅舎が復活しても電車はここに来ないのですが、
記憶に残るカタチが継承されることは良い事だと思います。

住宅の場合でも、建て替え、リフォームの計画時に残したいモノ、
大事にしたい景色をまず考えます。

木造の梁を上がり框に再利用したり、透かし欄間の細工を建具に挟み込んだり。
木造住宅の場合は再利用できる部材が必ずあります。

またすっかり建て替える場合であっても、
リビングからの景色は同じものが見えるようにしたり、
風の流れを考えて窓の位置だけは同じだったりします。

そこには家族の記憶を継承したり、
居心地に直結する場所の記憶を継承したりする意味があると考えています。

あたなの家なら何を残したいですか?
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| architecture / 建築 | 10:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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旧山田守邸、蔦珈琲店


先日、機会があり表参道の古い住宅で今は喫茶店として使われている
旧山田守邸、現在は蔦珈琲店に行ってきました。

外観から、特に通りに面した入口は名前の通り蔦に覆われており
知る人ぞ知る、的な雰囲気を出しております。
右側の塀に「営業中」の看板がありますが、こちらも蔦で囲われていて
積極的に営業されていないのかな?とも思っていましたが
中に入ると懐かしい感じの喫茶店の雰囲気でした。

お店としての評価などは食べログなどにもあるので、そちらに譲るとして
建物として長く使われていることを感じながら
庭や建物を眺めると珈琲の味も変わりそう。

山田守は京都タワーや日本武道館を設計した建築家。
60歳を過ぎて建てた自邸がこれだそうです。
建設当初の写真を見ると、喫茶店の部分はピロティで、
住居部分が2階にあり、細い柱で浮いたような建物だったことがわかります。
建物は古いコンクリート造で、曲線、薄い庇などが特徴の建物です。
2階が公開された時期もあったようですね。

高低差のある敷地をうまく使って、2階に地面を近づけるように
庭に築山を設けています。
現在の喫茶店からはその築山に降る落ち葉や花びらが
Twitterで写真があげられているように、青山とは思えない景観を提供しています。
隠れ家的なお店であることは間違いありません。

古くからある喫茶店のため、喫煙OKのお店。
たばこのにおいが気になる方はお昼の時間をずらすなどして
人が少ないときに行った方がよさそうです。

| architecture / 建築 | 08:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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変わらない都会の風景です 表参道スパイラルビルの階段

 

表参道スパイラルビルの二階へ登る階段。
建築関係者なら一度は上り下りしたことがあるであろう有名な階段です。

表参道は紀伊國屋が大きなビルになり、ベルコモンズが解体されて、
風景も様変わりしているけれど、この階段から通りを眺めれば、
古くからある景色に見えるから不思議。

単調ではない、不規則なリズムのある階段とアルミカーテンウォールのマリオン。
ここにベンチを置こうとしたのは設計者の意図なのか。
たまたまスペースができたからなのか。

単調ではないリズムが、とても心地いいのと、
椅子が置かれている高さがちょっとずつ高さの違う踊り場になっていて
プライベートスペースを作っている。

知らない人は一度行ってみるべき。

| architecture / 建築 | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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VOLA 50周年



水栓金物の定番、VOLAが創立50周年を迎えて、日本の代理店であるCERAトレーディングで2日に渡って講演会を開催すると聞き、聞きに行くことにしました。

CERAトレーディングさんは31会でLOVE! bathroomという連続展覧会を開催させていただいていたり、VOLAは設計を始めた頃からずっと変わらない定番の商品だったりと、勝手に親近感の湧く組み合わせだと感じています。

アルネ ヤコブセン、という建築家はご存知ですか?VOLAのデザインは彼のもの。コルビジェなどと同世代?同時代?のデンマーク近代建築の巨匠です。
驚いたのは、今のVOLAの役員が、私たちの使命はヤコブセンの理念を継続することだ、と言っていることです。
新しい商品を開発するときも、すでにある商品をバージョンアップするときも、ヤコブセンならどう考えるか、を第一優先とするらしい。
この話を聞いた時点で、同席していた建築家は心掴まれたハズ。

もう一つ心を掴まれたことがあります。
水栓金物は型に溶かした金属を流し込んで大量生産するもの。それがVOLAでは、錫にしろステンレスにしろ、無垢の塊から削り出ししているということ。

この無垢って言葉にも弱いんですよね。
混ざりっけなし、もしくはひとつひとつカタチを作り出している感じがするからかな。

とにかく、この二点がある限りまだまだ続きますね、VOLAの水栓。
あっ、でも高いのであんまり数多くは使えません。悪しからず。

| architecture / 建築 | 07:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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常に工事中?横浜駅



打ち合わせで久々に横浜駅へ。
噂には聞いていましたが、工事中です。

横浜駅は開業以来、かなり長期に渡り工事中らしく、
今回はたまたま出た西口に巨大な駅ビルを建設中でした。

あまりに大きすぎな新宿駅や、
埼京線は恵比寿でしょ的な渋谷駅に比べると、
駅の構造がシンプルで、ホーム上に改札がないところは好みでした。
JRのホームは上に登る階段、エレベーターがないので、見通しが良く、
入線した列車が端から端まで見える
ダイナミックさがいい。

駅ビルができると変わってしまうのかな。

駅の建築は利便性よりも、
情緒、ストーリー性があるほうが良いと思いませんか?

たとえば、原宿駅は木造駅舎をやめてしまうらしいし。

がんばれ、設計者。がんばれ、横浜駅。

| architecture / 建築 | 10:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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