orange days

東京都中野区で建築設計事務所を主宰する建築家のブログ

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

2018 あけましておめでとうございます





新年あけましておめでとうございます。
年末年始はゆっくり過ごされましたか。

私はいろいろな親族に会う、正月らしい日々を過ごすことができました。
実家2カ所を訪れ、年越しそばを打ち、おせちを食べ、温泉に入り、薪を割り、ベーコンを作る。
書いてみると忙しそうですが、なかなかゆったりしていました。
薪割りをやりすぎて、右肩が痛いのが難点です。

昨年竣工した佛念寺庫裏に、新年のご挨拶に行ってきました。
写真はそのときのもの。
春には外構工事が完了する予定です。
本堂脇にひっそりたたずむ、控えめな建物です。


ことしもこちらで家づくりのこと、日常のことなど
気軽に記事にしていく予定です。
たまに見に来ていただけると幸いです。
スポンサーサイト

| 佛念寺庫裏 | 11:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

自分だけのタイルを貼って家づくりを楽しんだ洗面カウンター




タイル。
魅力的な素材だけれど、嫌いな人も多いですね。

目地が汚れる
拭き取りにくい
主な原因はこれですね。
というか目地以外に不安要素はないくらい。

正直に言います。そのうち目地は汚れます。
それは間違いない。
けれど目地のハードルを乗り越える?目をつぶる?と
魅惑の世界、さまざまな選択肢が広がっています。

まず色。
焼き物でつくられた色はほぼ経年変化がありません。
しかも深い色がある。
タイルによっては色のムラが良い味を出していることもある。

次に耐久性。
目地は汚れても、タイルそのものが汚れるというのは
ほとんど聞きません。
特に磁器質タイルで釉薬が塗ってあるものの場合は、
メンテナンスフリーと言ってもいいでしょう。
(但し目地は別)

そして大きさ、凹凸感、形状、などのバリエーションが豊富。
小さいものでは15ミリ角のものから60センチ、90センチサイズまで
丸いもの、細長いもの、などを細かく貼ることで
ペラっとしていない、存在感のある表層を作ることができます。

さて、今回の事例では。。。

お施主さんはお子さんと一緒に、一部のタイルを作ってきました。
洗面所のカウンターに、これを入れ込んで貼ってほしい!と。
いや~、なんて素敵な提案でしょうか。

図柄は事前にワークショップで決まっていたようですが、
色付けをし、焼いたものが後日自宅に届いたようです。
修学旅行で絵付けをした湯呑みたい?なもの。愛着わきますよね。

いただいたタイルを引き立てるように、周りを白で仕上げて
清潔感のある洗面カウンターに仕上げました。

何年経っても、変わらずここにあり続けるだろう
素敵な洗面カウンターが出来上がりました。

| 佛念寺庫裏 | 06:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

古い家に瓦が載っていた場合は外構に使おう


ただいま絶賛工事中、というか本当は終わっているはずだった佛念寺庫裏。
台風やら、手配やら、何やかんやで遅れておりますが
懸案だった外構工事は、ものすごく良い出来栄えでこちらが驚くぐらい。

植栽は木の成長が止まるこれから植える予定なので
全貌はまだ見えてこないのですが、徐々に建物の足元から完成しています。

写真にあるのは、瓦を縦に埋めてある様子。
今日は古い家の瓦の再利用のお話。

敷地が少し広い建物で、平屋が建てられたりする場合の話に限りますが、
樋を付けない、という選択を積極的に行っています。

樋、というのはもちろん、屋根に降った雨を集めて、
側溝や下水に流すための大事な役割を持っています。
地面に落ちた雨は、跳ね返って建物に汚れを付け、
建物の老朽化を招く原因にもなります。

でも。

付けなくて済む条件が整ってさえいれば、付けない方が建物の外観はスッキリします。
その条件とは。。。
1 軒の出がある
2 雨が落ちる先はの地面は浸透しやすいものである
3 人が出入りする場所には樋を付ける

佛念寺庫裏の場合は、そこそこ大きな平家の建物で
お寺の横に建てる住居だったので、軒のある和風な外観をしています。
そこで可能な限り樋は付けない方針で設計をしました。

そこで登場するのが古い家で使われていた瓦です。
長い年月雨がしとしとと落ち続ければ、どんな地面であっても
洗われてしまい、へこんでしまいます。
地面に排水機能を持たせるために砂利を埋め、
砂利が動かないように瓦で櫛のようにつかんでいるのです。

こうすることで、雨の跳ね返りが抑制され
ある程度コントロールされた雨の通り道ができるわけです。

しかも古い家の記憶をいつまでも継承できるという
すばらしい利点もあります。

ここに至るまでには
解体の時に瓦を手運びで地面に降ろし、
建設期間中に保管できる場所があって、
そのうえで上記のような条件がそろった場合に可能な
少し狭いターゲットのお話ですが、
こうして出来上がってみると、その価値は十分あると思いませんか。

| 佛念寺庫裏 | 06:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

平屋プラスロフトのある家 佛念寺庫裏


170608-1.jpg 

意外と広い!じゅうぶんですね。

大工工事真っ最中の佛念寺庫裏。
階段もなく、なかなか上がることのできなかった
ロフトに荒板が貼られたので、施主と共に上がってみました。

平屋の建物は寄棟の勾配屋根になっており、建物の中央部分にできた
空間ボリュームを生かして、ロフトを作っています。

倉庫や収納場所として使うイメージのロフトですが、
ある程度の光や風の抜けを考えておくと、使い勝手の良いロフトになります。

写真はまだ壁が貼られていないので、さらに広さ感が増していますが
壁ができたとしても十分広さのあるロフトになります。

住まいの中央部分にキッチンがあり、どうしても日光が届きにくかったので
トップライトを設けてありました。
その光がロフトにとっても効果的なことがわかり、
急きょ現場でガラスFIXの窓を追加することに。

少しずつさらに良くするために現場に通って監理しております。

| 佛念寺庫裏 | 05:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

合板を使わない家づくり 佛念寺庫裏


杉の荒板の床下地。掘りごたつ用の穴。
山梨ではなぜか掘りごたつの事例多し。

170520-2.jpg 
外壁の下地荒板。この上にモルタル下地を作ります。

170520-3.jpg 
筋交いで耐力壁を作る。


庫裏の住居部分は合板を使わない家づくりを試みています。
シックハウス症状がある住まい手のために、合板や接着剤を排除する。
書くのは簡単ですがいざ実践してみると、作り方、コストなど様々なハードルがあります。

柱・梁は無垢材を使います。
材料強度や施工後の動きなどを考えると、集成材の方がバランスが良かったりしますが
集成材は接着剤でくっつけたもの。使いません。

床・壁の下地には荒板を使います。
床の場合、通常は3×6版の12mm合板剛床の場合は24mm、28mmの合板を使うと
大引、根太が省略できて、現場作業も楽だったりします。
壁の場合、内壁はプラスターボードを使うので大丈夫ですが、
外壁は構造用合板を使って耐震壁にすることが多いですね。
これも使いません。

耐震壁には筋交いを使います。
構造用合板の方が強いので、穴の開けられない壁が少なくできます。
今回は平屋建てなので、それほど多くの壁が無くて良かったので
筋交いで耐震壁を作っています。

書いてみると、昔ながらのつくり方をする、ということですね。
ひとつひとつ手間をかけて家づくりをすることなのかもしれません。

住まいの骨組みはひとまず問題なく合板を使わずに作れています。
問題は内装工事です。
壁は何で仕上げるのか。
扉は何で作るのか。

昔ながらの家のように壁は漆喰左官。
扉は無垢の板、という訳にはいかないのです。
お金をかけずに合板を使わない家を作る、これが課題です。

この後も引き続き現場からご報告します。



| 佛念寺庫裏 | 17:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT